100ドル PC

reminded by 「100ドルPCを400ドルにしたら - L'eclat des jours


このスペックはセンスいいよね? iPod shuffle と同じ思い切りのよさを感じる。特にメモリ 1G がいい。これなら寄付の上乗せ分も喜んで出すという人もいっぱいいるだろう。善意と欲の幸せな結婚だ。
当初のスペック通りいけばメッシュ・ネットワーク機能も搭載されるはずで、うまく使えば先進国とインフラの充実度を逆転させることができる。それどころか新たなネットワークの利用法が生み出されるかもしれない。MIT の野心を感じてわくわくするな。
障害は多いだろう、そしていくつか切り捨てなければいけないだろう、が、是非とも実現して欲しい。買うよ。おこづかいやりくりして買うよ。でも 400 ドルは高過ぎよ。


そういやどっかで、このプロジェクトの OS で AppleMac OS X 提供の話を蹴った件について「Mac OS X の方が Linux より使いやすいのに」というおバカな意見があったな。使いやすい製品をリーチさせれば良いって問題じゃないだろ。教育環境の初期セットアップをするだけでなく維持運営していくことも重要だ。インフラがフリーに保たれていれば、将来、これで育った子供が自分達の子供達のために自分達のインフラを改良・発展させていくなんてこともできるわけだ。インフラが他国や企業に乗っ取られるなんて悲しい話はないぞ。実際、そんなコアまで踏み込む人はごく少数だろう、しかし、必ずいる、と私は信じる。他にも、この PC はどうやって動いているの?という問いの答えがすぐそこにあるという点は教育的見地から見過ごせないはずだ。


実はこれらは、このプロジェクトだけでなく我々の世界でも重要なのだがついつい忘れがち。RMS エライ。そして全てのオープンなライセンスでソフトウェアを公開している人々に感謝。本当に涙が出るくらい感謝している。プロプラエタリな製品だけだったら世界はこんなに充実してなかったと思うよ。といいながら、現状で満足というわけでもないし、プロプラな製品もいっぱい使ってる私ダサス。あー、ソフトウェアだけじゃなくてフリーなデータベースも作り上げないといけないんだよね。


脱線しまくりだが、Engadget Japanese の HTML ソースを見たら、日本語が全て数値文字参照だったのにビックリした。