七王国の玉座

ここ一週間ほどは、氷と炎の歌シリーズ第一部『七王国の玉座』を読んでいました。いやー、おもしろい! まさに巻を措く能わず! オススメ!

ファンタジーです。魔法はほんのちょっとだけ。幻想生物はいますよ。でも中心ではないです。ガチのファンタジー読者より歴史小説とか好きな方にオススメかも。三国志とかと比べると展開は遅いですが、その分濃密です。

七王国の玉座〈1〉—氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)七王国の玉座〈2〉—氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)七王国の玉座〈3〉—氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)七王国の玉座〈4〉—氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)七王国の玉座〈5〉—氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)


1巻は展開が少なく、退屈に感じて積ん読になっていたんですが、せっかくまとめて買ったんだから読むぞと決めて再開したら、おもしろいのなんの、後半の巻なんかは全章がクライマックス! とりあえず我慢して読めと。指輪物語の冒頭ホビット庄のくだりを我慢と同じですね。さくさく読み飛ばしましょう。登場人物がいっぱいいて取捨選択が最初大変なんですが、とりあえずスターク家だけ覚えておけばいいと思います。私は端役のシオン・グレイジョイとか一生懸命覚えてたw

各章題はその章の主人公の名前になってるんですが(なので章題をみても何があったのか思い出せない)、アリアのくだりが好きですね。貴族生まれなのに野生児というか逞しい活動的な女の子で、いかにも宮崎駿が好きそうです。あー、アニメ化とかしないかなー、でもジブリはごめんだな。魔法使いハウルと火の悪魔の出来が悪すぎた。だって、あれ、ハウルがニートの設定が全カットなんだもん。ソフィーがお話の中のキャラクターだとわかっているからこその最後のカタルシスなのに、そういう設定全く無視だったし。話が逸れましたね。そうそう、アリアだったアリア。アリアの章では、ヒギンズ症候群萌えの人には嬉しい展開があります。でもその「ダンス」は一風変わったダンスですけどねw

5巻の最後1ページも良かった。どん底に落ちたダニー(デーナリスの愛称、ちなみに女性)が不死鳥のごとく蘇る! いやー、アツい! ここでファンタジーか!という燃え展開ですね。ヤバいこの後のダニーの快進撃を想像するだけでヤバい。

というわけで、第二部『王狼たちの戦旗』が楽しみです。もう買い込んであります。第一部で全然完結しないので(つーか第1巻第1章の謎が解決されないのはどーいうことよw)、これから読む人は、第一部を読み終わる前に買い込んだ方がいいと思います。いやでも、次の展開を楽しみに悶々とするのもいいかもしれませんね。