妙なる技の乙女たち ☆☆☆☆☆

妙なる技の乙女たち

妙なる技の乙女たち

読んだ。いやー良かった。面白い方の小川一水だった。ちょっと前読んだ フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA) が俺的にはハズレだったもんで。

シンガポール沖のリンガ島が舞台なんですが、なんと!軌道エレベーターができちゃってるのです! 赤道直下だもんね。んで、宇宙産業花盛りで当然世界各国から色んな人種・民族が集まってきてるんですが、私は日本の未来を重ねて読んだ。いやね、少子化で労働力を外国人に頼るようになって、近い将来移民がぞくぞく来るっていうじゃないですか。そうなっても、大丈夫、とちょっと安心した。いつもにこにこしてるハキム君とか「セハット・デイケア保育日誌」の辺りを読んで。